英語を勉強しながらFF9プレイ日誌3
※青い文章はそれぞれ英語版、日本語版のFF9から、
そのまま文章を持ってきています。
そのため、英文に対する日本語訳ではありません。
バクーの作戦の説明をシナが引き継ぎます。
Cinna:
I'll take it from here, so listen up!
さて、あとは、おいらが説明するずら
I'll take itで「引き継ぐよ」ってなるんですねぇ。
こういうシンプルなのが慣れるまでは本当に難しいです。
仕事とかで、
You can take it from here.
あとは任せた
I took over the job for him.
彼から仕事引き継いだよ
みたいにも言うようです。
そしてシナは作戦の要である演劇で主役を務めるマーカスに言います。
Cinna:
Break a leg, Marcus!
'cause you're playin' the lead!
頼むずらよ!主役のマーカスさん!
Marcus:
Leave the actin' to me! Of course,
the real kidnappers'll be Blank and Zidane!
頑張るっス!だけど誘拐作戦の主役は、
ジタンさんとブランク兄キっス!
シナがBreak a legという応援の仕方をしています。
「頑張れ!」とか「成功を祈る!」といった応援で、
特に舞台に立ってパフォーマンスをするような人に向けて
使われる言葉のようです。
これから、フェイクとは言え劇の主役を務めるマーカスには
ぴったりの応援という事なんでしょう。
直訳すると「足を折れ!」って事になってしまいますが、
なぜこういう言い方をするかは諸説あるようで、
はっきりとは分かっていないそうです。
それに対して、マーカスは
Leave the actin' to me!
「演技は任せろ!」
といっています。
先ほど、takeを使った「あとは任せた」の言い方がありましたが、
leaveを使っても同じようなことが言えますね。
I'll leave it up to you.
みたいな感じです。
日本語だと、マーカスは「ジタンさん」「ブランク兄キ」と、
人間関係を匂わせる呼び方をしていますが、
英語ではどちらも区別なく名前で呼んでいます。
この辺の呼び方のバリエーションは、日本語独特のものがありそうです。
Blank:
I'll distract the audience from backstage with these little buggers.
I can't stand oglops...
But I'll manage, so don't worry about me.
幕間に俺がこいつで城の連中を混乱させる…と
だけど、どうもこのブリ虫ってのは苦手だぜ
まあ仕方ないから我慢するけどよ…
FF9世界特有の生き物であるブリ虫ですが、
英語ではoglopという名前になっています。
コチラもオリジナルの固有名詞だと思いますが、
何が由来なんでしょうか。
いや、由来で言ったら、ブリ虫の「ブリ」だって
なんのことかよく分かりませんが(ブリブリ鳴くから?
oglopに関してはglop(ねばねば)から来ているようにも思えます。
ブリ虫ってねばねばしてるんでしょうか…。
Blank:
And that'll be your cue, Zidane!
で、そのあとは、ジタン、お前の出番だぜ!
Zidane:
Okay! That's when I kidnap Princess Garnet, right?
よし、分かった!その隙に、ガーネット姫を誘拐すればいいんだな?
your cueというのも、やはりこの誘拐作戦全体を、
演劇として見立てている感じの表現な気がします。
で、ジタンはThat's when I~という風に、
~するのは「その時(=cue)だな」と確認していますね。
Baku:
You bet! You're gonna kidnap the most
babe-ilicious beauty in all of Alexandria, Princess Garnet!
そうだ~、我々が誘拐するのは、
アレクサンドリアはじまって以来の
美姫と名高いガーネット姫‼
You bet!というのは「もちろんそうだ」というカジュアルな表現です。
babe-iliciousというのは女性に対して「魅力的である」という表現のようですが、
結構古臭い言い方みたいですね。
バクーは元々田舎っぽい喋り方をするので、
そういった要素も翻訳に入れてきているのかもしれません。
ちなみに、先述のジタンのセリフは選択式で、
That's when I kidnap Queen Brahne, right?
を選ぶこともできます。
その場合、
Baku:
You bet! You're gonna kidnap the
fat-ass, butt-ugly Queen Br-
What...what'm I sayin'!?
そうだ~、我々が誘拐するのは、
この太って醜い~、ブラネ~~~
なんでじゃあ!!!
と、英語版ノリツッコミを見ることが出来ます。
何言ってんだオレ!(What'm I sayin')
と自分に対してツッコんでしまっていますね。
英語にノリツッコミってあるんでしょうか。